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した。
インされた部屋でしたの
大きかったため場所を取
た問題もありましたが、
になり、 さらに明
した。 再開発前 のに、 薬剤
いぶん広く
けられて、 1回に
書いたり、 調べものをしたりで
た。
いう点では、 外来処方
て、 以前は別のとこ
ーが隣に開設さ
お薬を院外の ウンターで んの動
残っている部署と結んで業務を行っていく
のに、 どのような動線にすればより安全で効
率的かを考えました。 麻薬なども扱っている
ため、 セキュリティーに配慮しないといけな
いのですが、 あまり厳格にすると今度は業務
がスムーズに行えなくなります。 安全でしか
もスムーズな動線や業務の進め方について
検討を繰り返しました。
また、 各病棟に医薬品を交付する場所を、
工事の進展に合わせて変えざるを得なかっ
たため、 病棟スタッフへの連絡 ?告知を徹底
したり、 足下にテープを貼って誘導するな
ど、 混乱がないよう配慮しました。
注射薬の自動払い出し装置などの
導入で業務の効率化を推進
病院再開発を機に、
注射薬を調剤する自動
払い出し装置を導入
しました。 毎日病棟で
使用される 射薬の調
剤は、 以前は手作業で
行っていましたが、 こ
の装置を用いると医師
のオーダーに基づいて、 患者さんごとにトレイ
に必要な注射薬を揃えて、 病棟単位でカートに
トレイをセットするまでをすべて自動で行う
ことができます。 病床数の多い大学病院などで
は数年前から導入されていたシステムで、 今回
の再開発を機に概算要求を行って導入が認め
られたものです。
トレイには自動的に患者さんの氏名や病棟
名が表記されるため、 シールの貼り間違いな
ども起こりません。 病棟ごとに必 な薬剤の
リストで照合することで、 より安全性が高ま
りました。 また、 患者さんごと、 処方ごとに1日
機能
薬剤部長
寺田
智祐
副薬剤部長
星野
伸夫
仮スペース移転中の安全でスムーズな
動線の確保を工夫
通常業務を行いながら全面改修を行って
いくために、 3分の1ずつ仮スペースに移転
して改修しては戻し、 次の3分の1が仮ス
ペースに移動するという方法で工事を行い、
昨年の2月にスタートして
11月に終了しま
した。 
薬剤部は薬剤師
32名、 教員3名のほか、 業務
の補助を行う数名のアシスタントという人員
で、 9つの部署に分かれています。 これだけの
大所帯を取りまとめるため、 早くから改修プ
ランに基づく予定を全スタッフに周知しまし
た。 事前にどこに何 配置してどんな動線に
するかを考えておかないと、 たちまち業務に
支障が出てしまうため、 各部署で何を準備す
べきかなどを確認し 、 移動や移動後の業務
がスムーズに行えるようにしました。
本院では約1, 500品目の医薬品を扱って
います 、 改修工事に伴い業務を行いながらそ
れを半日から1日で動かし、 メインの調剤室の
移転は土日の2日間で行いました。
現在の医療サービス課が置かれている場
所を仮スペースとしましたので、 薬剤部に
薬剤部長  寺田 智祐(写真左)
副薬剤部長 星野 伸夫( 〃 右)
通常業務をこなしながらの〝
とのないよう工夫を凝らしなが
新しい装置の導入を完了しま た。
コアメンバーとして薬剤部改修計画 策
長にお話をうかがいました。
注射薬の自動払い出し装置