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滋賀医科大 ザルを使って
デルサルを開発し
立に役立てていくこ
新しい動きと今後の展望
平成
24年度は、 新しく5件の科学研究費
補助金 (代表のみ) を獲得し、 継続分
せて計
10件の研究を実施しています。 また、
協定校であるマレーシア国民大学医学部生
化学教室のマズラン教授と共同提案してい
た 「高齢者における認知機能に関する基礎研
究」 が、 マレーシア高等教育省から4年間の
助成を得て、 国際共同研究も始まりました。
当センターの今後の目標として、 次の3
つを掲げています。
①フッ素MR画像診断法や神経難病モデル
サルの開発などの先端的な研究をする
こと。
② 「鼻腔サン
の診断法」 や 「ア
断薬」 、
「ALSの
診断や治療に役立つ成果
③さまざまな研究の基盤と
重視し、 しっかりした研究
いくこと。
高齢化を迎えた日本では、 認知症をは
めとする神経難病患者数が増加 一途を
どっています。 当センターでは、 動物生命科
学研究センターやMR医学総合研究セン
ターをはじめとする学内の組織や、 国内外
の研究組織と活発な共同研究を行い 神経
研究の活性化と世界レベルの貢献を目指
し、 神経難病の解決に向けて研究を推進し
ていきたいと考えています。
平成
25年
10月4日、 当センターにゆかり
のある
70名を越える方々に集まっていただ
き、
25周年を祝う式典を盛大に行うことが
できました。 ここから巣立って行かれた多
くの方々が各地で活躍されていることに、
大いに励まされました。
センター長としての私の願いは、 とにか
く研究を好きになってほ いということで
す。 うまくいかない時も、 なかなか結果が見
えなくて辛い思いをする時もあるで ょ
が、 特に若い研究者のみなさんには、 自由な
発想で大いに楽しんで研究に取り組んでほ
しいと思っています。
そして、 このセンターの研究はチーム
ワークを必要としますので、
〝一人はみんな
のために、 みんなは一人のために? という気
持ちを忘れず、 良い雰囲気の中 互いに切
磋琢磨してほしいと願っています。
海外の研究者や留学生を積極的に受け入れている。
現在のスタッフ。外国人の研究者も多く在籍する。