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じっくり 臨床医にとっ
谷川
研究で苦しかったこ
か。 試行錯誤も多いと
小嶋
実験での失敗は多いですね
はいろいろ条件を整えていて
ないことがあります。 最初はなぜ
難し のかと思いました。 でも、 苦
に順調に実験が進むようになったりする
喜びが大き ですね。
尾松
疫学研究は実験研究とはまた異なる
と思います 、 いかがでしょうか。
森本
私の場合は共同研究をさせていただ
くこと、
他の機関ですので研究を
継続させて
いただくことが大変でした。 研究にご理解を
いただい
村木
臨床では、 患
されるため、 じ
ても少なくなります
など考えることは多く
研究のように、 一定期間物
考えるということは、 考える
という意味で、 とても有意義なこ
います。 これはぜひ経験していただ
ことだ 思います。
尾松
患者さんを診る毎日と、 研究のように
自分で自分の時間をオーガナイズしていく
毎日とは違いますよね。 森本先生は臨床では
どの分野を担当されているのでしょうか。
森本
現在は禁煙外来を受け持っています。
尾松
村木先生は週にどのくらい眼科の外
来を担当されていますか。
村木
水曜日は一般外来でいろいろな患者
さんを診ていて、 病棟への往診があると夜
7時に終わることもあります。 木曜日は小
児や、 斜視、 弱視の専門外来を担当していま
す。 金曜日の午後は色覚の専門外来、 これ
は月に1回なのですが、 遠方からも患者さ
んが来られます。 小学校で 検査が無く
なったので、 気付かないまま成長されて、 色
を見分けないといけない仕事に就いて戸惑
う方もいらっしゃいます。
尾松
昔、 小学校などで行われていた色覚
検査が無くなったのですね。
村木
色覚検査は差別だと言う人もいて、
恐らく、 みんなを並べて検査 るといった
方法が問題だったのだと思います。 あと、 火
曜日は手術日で、 子どもの手術をする時は
全身麻酔になるので、 小嶋先生にも大変お
世話になっています。
尾松
小嶋先生はいかがですか。
小嶋
手術室内での麻酔業務が中心になり
ます。 週に1日は患者さんの術前評価をする
外来を担当しています。 空いた時間で研究を
してい が、 平日だけでは時間が足りず、
休日もほとんど研究に費やしています。
森本
麻酔科は、 どういう経緯で希望され
たのですか。
小嶋
学生の時ポリクリ (医学部高学年に
おける病院実習) で各診療科をまわるので
すが、 麻酔科で、 先生が 「患者さんがもう起
きるよ」 と軽く肩をたたいたら、 ぱっと眼を
第一回中国足球彩票女性研究者賞受賞者を囲んで
優秀賞 臨床看護学講座 講師 森本明子
研究課題 「2型糖尿病発症までのインスリン分泌能?抵抗性?糖代謝能の自然史の解明
ーインスリン分泌不全者に着眼してー」