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提言に 拡げるた また、 高校 校を全国で来年
する方針であります
められ 「国際バカロ
10倍の200校に増やすよう
た、 大学入試の英語能力テスト
用することを提案しています。
確かに日本人の海外留学者数は、 図1
に減少しています。 その要因は、 景気の
志向、 語学力の低下などがあげられています
医学領域においても、 留学、 海外からの留学生
入などによる人材交流と研究力強化、 さらに海外で
の医療活動など 国際社会での貢献が求められてい
るところであります。
1. 医学部における医学英語教育 現状
国立大学医学部長会議
教育制度カリキュラムに
関する小委員会によるアンケート報告 (平成
24年8
月) によると、
(ⅰ) 医学英語教育を独立した科目として教育して
いる大学は、
80校中
72校 (
90%) で、 その教育体制をみ
ると、 専従 (
80%以上業務) 教員数は一校あたり平均
1. 8名で、 専任 (
50~
80%が業務) 教員は一校あたり
平均0.
75
名、 併任 (
50%以下
たり 8. 9名でした。 とくに、 医学英語担当教員
のうち、 英語母国語者は一校あたり平均1. 6名で、
英語母国語医療人に至っては、
72大学で5名と非常
に少ない状況でした。
(ⅱ)
80大学中
62大学
77. 5% いる
72大学中では
86%でした。 教
みが
20校 (
32. 3%) 、 2
19校 (
30. 6%) 、
3年間が
15校 (
24. 2%) 、 4年間
11. 3%)
でした。 (ⅲ) 授業時間数 (延べ時
30~
60時間が全
体の
37%で最も多く、
60~
90時間が
19%、 0~
30時
間が
16%でした。 全大学における授業時
79. 6時間で、 国立大学では
68. 1 、 私立大
学では100. 5時間、 公立大学では
70. 6時間で
した。 単位数は、
80大学で平均4. 1単位、 国立大学は
平均2. 9単位、 私立大学は平均6. 5単位、
は平均2. 6 でした。 なお、 単位数の分布は
0 単位
1~4 単位 5~8 単位
9~12 単位 13 単位以上
19%
15%
4% 5%
57%
授業単位数の分布
(出典)国立大学医学部長会議 医学英語教育に関するアンケート
図2