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H18年度 H19年度
卒業後
在学中
H20年度 H21年度 H22年度
H18-22年度の全大学ECFMG受験者数の推移
(出典)国立大学医学部長会議 医学英語教育に関するアンケート
ECFMG:Educational Commission for Foreign Medical Graduates
    米国外の医学部卒業生に対して、米国医師国家試験の受験資格を審査する団体
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に示す通りで
57%で最も多く
ます。 (ⅳ) 評価方法につ
レポート、 学習履歴など
クな取り組みとして、 TOE
験を課している大学がそれぞれ
学では、 医学科3年、 看護学科1年
FLの受験を課し、 今年から医学科1
学科3年にも受験を課して在学中の英語力
します。 (ⅴ) 各大学の工夫については、 医 で英語を学
ための準備教育が必要で、 医学英語基礎コースの
e-learning
教材を導入したり、 基礎医学、 臨床医学
の講義に英語のビデオ教材を導入し、 また少人数で
医学論文を読解する指導を行っているところもあり
ます。 (ⅵ) 基礎医学、 臨床医学を問わず、 英語で試験を行
っているかについては、 行っているが
13校 (
16%) 、 行っ
ていないが
67校 (
84%) でした。 問題形式は、
multiple
choice
が多く、 それは、 解剖学、 生理学で多く、 専門
科目にお ても一部導入されていました。 その成果に
ついては、 英語で試験を行っている
13大学中、 非常に
効果ありが2校、 ある程度が6校で、 合わせて8校、
61%が効果ありと判断していました。
ECFMG受験者は、 図3に示すように、 平成
18
21年度まで100名台でしたが、 平成
22年度は
20
0台を超えています。 平均1大学あたり、 3.
人/年で、 そのうち在学者数は1.
03
人/年でした。
合格者数は、
ECFMG Annual Report
(2010) によ
ると、
69名で、
全合格者数9,
399名中0.
7%でした。
2. グローバル化に対応する医学教育の課題
わが国の医学部?医科大学において、 教育における
質の向上の観点から、 参加型臨床実習の充実を基本
としたカリキュラムの再編が求められています。 また、
国際化に対応するため、 医学英語をどのように取り
入れるのかが課題となっています。 医学英語に関する
アンケートから現状をみると 医学英語を単位化し、
授業時間数が多い大学においても、 教員はほとんど
医療人の併任によるもので、 英語が母国語の医療人
はわずか数名です。 また、 学内の定期試験においても
図3
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