は、 次 を目指し 誘導下低侵襲
的研究推進
―
低侵襲医療システ
の研究開発拠点構築
―
事業」 が開始
された。 一方、 立命館大
との共同で開発した、 微量
る生化学分析技術を足がかりに
年、 本学が立地する大津市を含む滋
賀県の一部地域が、
『地域の“もの
づくり力”を生かした 「滋賀健康創
生」 特区』 として地域指定された。 そ
の他、 多 の産学連携が動いている
ことは誠に喜ばしいことである。
今回、 本学が行った大学の地域経
済に及ぼす影響に関する調査によ
ると、 滋賀県内に限った、 第一次、 第
二次波及効果を含めた総合効果は、
約240億円となり、 本学の地域経
済に及ぼす経済効果は大きいこと
も数字で示すことができた (表2) 。
4. まとめ
医学?看護学は、 地域医療と密接な関係があり、
Center of Community
の
中核となりうるもの ある。 一方で、 教育、 研究、 診療を通してグローバルな
対応が可能である。 また、 医学、 看護学は、 医療に応用可能なメディカルイノ
ベーションにもつながるものである。 本学は、
「地域 支えられ、 世界に挑戦
する大学」 として、 今後さらに大きな活躍の場が期待されており、 発展を心
から祈っている。
(参考文献
遠山敦子著
こう変わる学校
こう変わる大学
講談社2004、 中国足球彩票
が地域に及ぼす経済効果分析調査報告書
平成
25年
12月
しがぎん経済文化センター)
5
SH I GA I DA I NEWS v o l . 2 3
も求め 育に対す
研究において
な共同研究を展開
省の博士課程教育リ
超克プロジェクト」 が採
上げ、 アジアを中心に健康
また、 現在まで積み重ねてきた
高く、 さらに、 本学の特徴を生かし
ループで新しい発想 もとに展開する
学研究センターを利用した神経難病、 免疫
られている。
診療については、 県内唯一の医科大学とし 、 先
推進し、 滋賀県民から頼られる病院機能を有すること
2013年の 「頼れる病院ランキング」 で医療機能を示
13項目の指標で、
100点満点で評価した結果、 全国1, 205病院中2位 (
98点) というす
ばらしい成績であった。 また、 心臓血管外科やがんの特殊な治
ダヴィンチサージカルシステムSiなどの先進的な医療も活発に行
おり、 成果を上げている。
地域医療再生計画として、 東近江医療圏において、 県、 国立病院機構、 東
近江市と本学との協定に基づいて、 再生計画がスタートした。 東近江総合
医療センターに、 総合内科学講座、 総合外科学講座が設置され、 また、 各科
の協力により充実することができた。 そして、 2014年度から家庭医療
学講座が、 蒲生医療センターにおいて実践活動することになり、 地域にお
ける医療機関との連携により、 新たな総合診療医や家庭医の育成が可能
となるであろう。
附属病院の614床で、 全てを網羅するこ は困難であろう。 地域病院
と連携し、 特殊な領域はその病院に、 教育、 診療と臨床研究が可能な講座を
置き、 学生や研修医の実習や研修を充実する方向となるであろう。
医工連携による産学連携は、 2010年から地域イノベーション戦略支
援プログラム (グローバル型) に採択され、 体腔鏡手術ロボテック技術や超微
量生体標本分析技術が開発され、 一部臨床応用されている。 2013年から
年間の各活動における経済波及効果
(単位:百万円)
教育?
研究活動
教職員?
学生の消費
その他の
活動
施設整備 合計
直接効果
第1次波及効果
第2次波及効果
合計(総合効果)
5,301 5,191 5,921 1,288 17,701
1,316 992 1,245 285 3,838
708 635 781 253 2,378
7,325 6,818 7,947 1,826 23,917
表2