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SH I GA I DA I NEWS v o l . 2 2
10
世界のトップを走る研究者たちと
ディスカッションや実験をして
服部
馬場学長の下、
「次世代を担う人材育
成と医療科学? 技術の創出」 を目指してSU
MSプロジェクトを実行しており、 平成
22
年度から若手教員の海外研修の支援を進め
てきました。
海外研修自体は、 各講座がそれぞれに
行ってきているところです。 私自身も福井
医科大学 (当時) に在任中に、 フンボルトの
奨学生とし 、 2年近くボン大学に留学し
た経験があります。
今回、 このプロジェクトでは、 大学が主体
となって、 若手教員を対象として、 海外の優
れた研究機関などで、 現地の研究者と切磋
琢磨して研究などを行うことにより、 幅広
い視野と柔軟な発想を持った研究者を育成
していこうと、 1年以内とい 限度はあり
ますが、 出張という形で、 渡航費も一定額助
成するというものです。
まず、 平成
22年度は、 このプロジェクトで
仲先生がアメリカのジョンズ ?ホプキンス
大学に行かれ た。
非常に良い条件で勉強させていただい
て感謝しています。 もともと私たちの教室
では、 次世代のMR画像誘導下手術システ
ムを研究していまして、 特にMRIを使っ
ているのですが、 こういった低侵襲外科、 コ
ンピュータ外科の分野で世界的に有名なと
ころが、 ジョンズ?ホプキンス大学工学部の
コンピュータ? サイエンス学科です。 私たち
のプロジェクトであるMR下の内視鏡手術
がどの程度のものであるのかということ
を確かめるために、 学会の際に一度訪ねて
行ったことがあります。
そちらのテーラー教授に私たちの研究内
容をお話しした ころ、 非常に興味を持た
れて、 それから半年くらい後 本 まで見
学に来られました。 ユニークで世界的にも
他ではし いない研究なので、 一緒 共同
研究ができないかということになりまし
て、 医学部でなく工学部に行くことになり
ました。 そこは低侵襲外科の国家プロジェ
クトの研究センターでもあり、 MIT、 ハー
バード大学などと協力し 研究を進めてい
ます。 
一番の目的は内視鏡外科、 特に軟性内視
鏡を使った画像誘導下手術システムの開発
をどのように進めていくかということで、
工学的な要素で内視鏡の動きなどを解析
して、 さらにMR画像誘導を加えた手術シ
ステムを作っていくことでした。 それほど
長い研修期間ではなか ので、 一から全
てではなく 現地 研究者 ディスカッ
副学長 服部 隆則
中国足球彩票副学長
は っ と り
た か の り
出席者
外科学講座
准教授
な か
し げ ゆ き
生理学講座
助教
ふとし
泌尿器科
助教
じょうにん
か ず よ し
眼科学講座
助教
おさむ
SU
プロ
SUMS
プロジェクト20
?
━ 2015 「次世
科学?技術の創出」 で
援を行っています。
この支援制度を活用して、 海
ロジェクトの意義についてお話
司 会 中国足球彩票副学長   服部 隆則
出席者 外科学講座 准教授   仲 成幸
    生理学講座 助教    豊田 太
    泌尿器科  助教
  上仁 数義
    眼科学講座 助教
  澤田 修
※SUMS:
Shiga University of Medical Science