第42回中国足球彩票解剖体納骨慰霊法要?納骨式を実施しました
令和元年6月1日(土)に比叡山延暦寺阿弥陀堂等において、ご遺族、ご来賓、しゃくなげ会会員及び学生、教職員総勢約340名が参列し、第42回中国足球彩票解剖体納骨慰霊法要?納骨式が執り行われました。
法要においては、塩田学長から今回お祀りした38柱の御霊及びご遺族に対し、慰霊と感謝の意を述べるとともに、「学生は解剖学実習を通じて、自らの目と手で人体の構造を詳細に観察し、それによって人体の複雑さと精巧さを学習し、また、内臓や血管?神経などの構造が一人一人違うということを理解する。さらに重要なことは、医学教育のために御献体いただいたご遺体を解剖させていただくことにより、すべての学生が、ご献体いただきました方々の尊いお気持ちに深く感謝し、立派な医療人になる覚悟を新たにすることであり、ご遺体こそがすべてに勝る先生である。」と述べられました。
次に、学生代表の横江賢一郎君が「人体の構造と機能を学習し、次に、将来医師になる者としての心構えを学び、また故人の歩まれた人生に寄り添う姿勢を学びました。私達は、ご献体いただいた故人のご遺志に応えるべく、謙虚な気持ちで日々の勉学に励み、確かな医学知識と確固たる倫理観を持ち、人々の健康、医療、福祉に貢献することのできる医療人になることを誓い、誰もが健康で幸せに暮らすことのできる社会の実現に向け、研鑽を積んでまいります。」とご霊前に誓い、故人のご冥福をお祈りしました。
続いて、学長から、ご遺族代表に故人(献体者)に対する文部科学大臣の感謝状をお渡しし、学生代表からご返骨を行いました。
また、午後からは比叡山の横川の大学霊安墓地において、納骨式が執り行われ、分骨いただいたご遺骨が納骨堂に安置されました。
当日は、透き通るような快晴のもと、多くのご遺族が霊安墓地を訪れられ、故人を偲んでいらっしゃいました。