文部科学省通知 令和2年5月29日及び令和2年10月26日付「競争的研究費における制度改善について(通知)」に基づき、本学の研究力向上に向けたルールを以下のとおり定めました。

1.競争的研究費の直接経費から研究以外の業務の代行に係る経費を支出可能とする見直し(バイアウト制度の導入)について

研究代表者(PI)本人の希望により研究機関と合意をすることで、研究プロジェクトの直接経費から、PI本人が担っている業務のうち研究以外の業務の代行にかかる経費を支出することが可能となりました。

競争的研究費の直接経費から業務の代行に係る経費の支出に関する取扱規程

参考 ※文部科学省等通知
「競争的研究費の直接経費から研究以外の業務の代行に係る経費を支出可能とする見直し(バイアウト制度の導入)について」(令和2年10月9日) 競争的研究費に関する関係府省連絡会申し合わせ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/torikumi/1385716_00003.htm

2.競争的研究費の直接経費から研究代表者(PI)の人件費の支出について

本学では競争的研究費を獲得した研究者に対してインセンティブを与えつつ、意欲ある研究者が安定して研究に専念できる研究支援体制を強化することを目標とし、競争的研究費の直接経費から研究代表者(PI)の人件費を支出することに関する実施方針を定め、制度を運用しています。

PI人件費支出制度により確保した財源に関する活用方針
PI人件費支出制度の実施に関する規程

活用実績
競争的研究費の直接経費からの研究代表者(PI)の人件費支出に係る活用実績報告書

参考 ※文部科学省等通知
「競争的研究費の直接経費から研究代表者(PI)の人件費の支出について」令和2年10月9日 競争的研究費に関する関係府省連絡会申し合わせ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/torikumi/1385716_00002.htm

3.競争的研究費においてプロジェクトの実施のために雇用される若手研究者の自発的な研究活動等の実施について

競争的研究費においてプロジェクトの実施のために雇用される若手研究者について、雇用されているプロジェクトから人件費を支出しつつ、当該プロジェクトに従事するエフォートの一部を、プロジェクトの推進に資する若手研究者の自発的な研究活動や研究?マネジメント能力向上に資する活動に充当することが可能となりました。

競争的研究費においてプロジェクト実施のために雇用される若手研究者の自発的な研究活動の実施に関する要項

参考 ※文部科学省等通知
「競争的研究費においてプロジェクトの実施のために雇用される若手研究者の自発的な研究活動等に関する実施方針」令和2年12月18日改正 競争的研究費に関する関係府省連絡会申し合わせ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/torikumi/1385716_00001.htm

4.アワーレート方式の導入

2016年11月30日に文部科学省及び経済産業省が策定した「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」及び、2020年6月30日の「同ガイドライン【追補版】」により、2025年までに更なる産学官による集中的な取り組みによる実効性確保と共同研究の拡大?深化が求められていることを受け本学は、研究コストの「見える化」を行い、共同研究等を担当する教員の人件費を、直接経費に計上することができる制度の整備を行いました。

アワーレート方式の導入及び産学連携報奨金支給制度について

参考 ※文部科学省等通知
「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」(2016年11月30日公開)文部科学省?経済産業省
https://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/taiwa/1380912.htm
産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン【追補版】(2020年6月30日公開)文部科学省?経済産業省
 https://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/sangakurenkei/230329_UPDATED_guideline_add.pdf